安いのは悪い、でいいのか
むし暑い夏の午後、眠気覚ましに、あみだくじをやろうと誰かがいいだしました。
お金を出さなくてもいいのに当たった人がお使い役。
いちばん年下で、田舎の中学を出てきたばかりのかわいい大工の見習。
将来はソファー 通販などインテリア業界に入りたいそうです。
買ってくるもの、飲みものの選択権の全権は委任されるから、買ってきたのに文句をいわないのがルールです。
"安くてうまそうなのがあったよ"とにこにご顔で戻ってきました。
ところがどうでしょう。
買ってきたメロンを切ってみると、中は熟れすぎていて食べるに耐えないのです。
"ふざけやがって!"と兄貴分にあたるのが果物屋にかけこんでいます。
"安いのを承知で買ったんです。
安いのは悪いから安いんです。"
・・・が店側のいい分。
せっかくのおやつの時間がシラケてしまいました。
気の毒なのは見習君です。