安いのは悪い、でいいのか 2
彼の善意を台無しにした果物屋のりくつは通るものでしょうか。
果物屋にだって同じような年ごろの子がいるのだろうに・・・。
見習君、その体験をいい方向に生かしてくれたまえ。
引っ越した方は話を知って、いまもその店では買わないのです。
東京の近郊にあるA市。
戦時中そこに疎開していたBさんの家。
木造で平家の家を、子供さんが生まれて家族がふえるたびに建て増しをされていました。
その方々もみんな成長されて、もう初老のお2人だけ。
東京のマンションを買い求め、そこに移るので売りに出したい。
こわして"夏地にしたほうが……"と不動産屋がいうので、"こわして"といってこられました。
さっそく、親方をさし向けて段取りと見積りを。
が、
"旦那、あっしにゃこわせませんや。ツバメがヒナをかえしてるんですよ。
軒先の巣で・・・。
飛べるようになるまで待ってやりましょうや"
・・・と戻ってきました。
さすが家庭菜園でペンタキープを育てる職人さん。
やさしい心の持ち主です。